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「辞める」ことと「逃げる」ことは何がちがうのか?

2014年1月24日

毎月出演させていただいているNHKラジオ「あさいちばん」のコーナー。私の担当は「暮らしにいかそう!ビジネスのツボ」というもので、ビジネススキルを日々の生活に活かせるお話を毎回テーマを変えてお伝えしています。
昨日はその収録でしたが、今回は「辞める」ときのツボでした。このテーマに関して今日は少し書こうと思います。
何か新しいことを始めるときには「辞める」ことも不可避的に起こってきます。以前、「諦めるということは、前向きに生きていくということ」という記事を投稿し大きな反響をいただいたように、「辞める」という行為も決して後ろ向きな決断だけとは限りません。
一方で、「逃げるように辞める」という否定ワードもあるように、本当に「辞めてはいけない」ケースも人生の中には存在します。例えば今の職場が給与が安いから辞めたい、もしくは人間関係が嫌だから辞めたい、という理由で辞めてしまうと危険を伴います。なぜなら、今の場から逃げたい一心で辞めてしまうと根本的な解決にならず、仮に新しい職場で同じ悩みが生じたら再び辞めてしまいたくなるからです。これは、現実逃避です。
では、「辞める」ことと「逃げる」ことの違いは何なのでしょうか?
ポイントは、その「辞め方」です。そこに「ビジョンはあるのか?」という問いなのです。
将来を見据えて、「辞める」という否定的なワードに「ビジョン」が伴えば、それは現実逃避ではなく「戦略」になり得ます。明確な意思を持って、未来の明るい展望をみすえた「立ち去り方」であれば、それは逃避ではなく前進に繋がります。
これ以上書いてしまうとネタバレになってしまうので(笑)、もしよければ2月25日(火)7:44AMくらいからのNHKラジオ第一をお聴きください。もしくは、以前出版しました「成功できる人の営業思考」(PHPビジネス新書、太田彩子著)をご覧いただければと思います。
※ラジオ放送、本来であれば来週火曜日放送だったのですが、都知事選の政見放送のため2月放送になりました。
ビジネス新書198
本当にありがたいことにNHKラジオのレギュラー出演、来年度も御下命いただくことになりました。すべての皆様には深く御礼申し上げます。
今日はこれから横浜で講演会、明日は金沢、月曜日からアメリカと大移動が続きます。息子も修学旅行先のマレーシアから帰国したので、そのお土産話を今夜聴けるのが楽しみです。スケジュールは息つく暇もない程パンパンですがこうしてご縁をいただくことは涙が出るほど嬉しいこと。期待に応えられますよう精力的に働きます!
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