メインビジュアル

見事な大雪渓!鳥海山に登ってきました

2013年6月30日

いよいよ明日7月1日から山開きである。富士山が世界遺産登録となり、あちらこちらで山開きニュースを目にすることが多くなった。
そのような中、本格的な山開きよりも1日早く東北2位の高峰・鳥海山に登頂してきた。マイペースで百名山周りをする私にとって、鳥海山はずっと憧れの的であった。しかし一昨年も、昨年も、時期が合わなかったりいざ行かんとしたら道が工事で通行止めなど神様はこの日までチャンスを与えてはくださらなかった。
幾たび飛行機の窓から、鳥海山のその荒々しい頂きと女性的な秀麗な山容に憧れたことだろうか。その期待は感動を超えるほど、例年以上の降雪量のおかげで美しさに見惚れ続けた10時間登山であった。
1
日本海からせり上がるように天に届かんとする山稜は、雲と雲の間から顔をのぞかせるたびにその美しさに溜息が漏れてしまう。ホソバイワベンケイ、ハクサンイチゲ…高山植物のオンパレードに、写真撮影は忙しくなるばかりである。
P1000979_s
地元の方によれば、この時期にここまで大雪渓が大量に残っているのは珍しいという。なんてラッキーな時期に巡り会ったのだろうか。時には大雪渓を急登し、そして時には落石に注意しながら稜線を辿っていく。
P1000999 (640x480)
雲上に登りつめると、まさにそこは雲海ロックガーデン状態。
P1000998_s
最後は岩をよじ登り、
P1010007 (480x640)
ついに天空の標高2236mの頂きに。
P1010010 (640x457)
帰りはこちらの大雪渓を一気に下る。まるでスキー状態で至福の時間!
P1010022 (640x480)
山を訪れるたびに、山の神はその地元にどのような恵みをもたらし、信仰がされているかを学べるのもまた楽しみの一つ。山の神秘に包まれると自分の気持ちは空が晴れていくように純化し、新たな発想を育んでくれるような余裕が生まれてくるのがわかる。
さて、次の山行は7月中旬の予定。興奮は収まらない!
明日朝に東京に帰京するが、その足でそのままレギュラー出演しているラジオ番組の収録。この大きなザックとストックを、恥ずかしいけどそのままNHK放送センターに持っていかざるを得ないのかなぁ(苦笑)。

戻る