メインビジュアル

第34回内閣府子ども・子育て会議に参加してきました

2018年1月22日

IMG_5140
内閣府子ども・子育て会議(第34回)が開催され、委員として参加してきました。
この日は主に、平成30年度の予算案、子ども・子育て支援法の改正案についての報告がなされました。会議の内容の一部と、私から提出した意見を記します。
・子ども・子育て支援の「量的拡充」と「質の向上」を掲げる平成30年度の予算案(通称「2兆円パッケージ」)。その主な充実ポイントは「保育士などの待遇改善」など。
・予算の中でも特に拡大したのが「企業主導型保育事業」といわれる、いわゆる「一般の会社が創る保育園事業」(認可外保育所)の促進。来年度は主に、中小企業において活用促進をはかる措置が推し進められる。予算は昨年度対比で+約3000億円。
・以上は内閣府の予算に関する内容。厚労省のH30年度予算として主なものは「待機児童解消に向けた取り組み推進」「保育人材確保のための対策」など。
・詳しくは内閣府子ども・子育て会議の資料を御覧ください⇒http://www8.cao.go.jp/shoushi/shinseido/meeting/index.html…
所感ですが、子ども・子育て支援の予算は、29年度に比べて一部を除いておおむね増額しており、この点は現場で働く人たちにとってもプラスになるのではないかと思います。(当然ながら現場の課題山積みですが)
また「保育士の人材確保と待遇改善」は喫緊の課題です。保育・幼稚園現場での人材不足は深刻で、保育所の量的拡充と合わせて、「質」の中核である保育士確保、ならびに待遇改善に注目が集まり、メスが入るのは意義あることだと思います。(先日行われた国の調査でも、保育士の平均給与が他職種と比較して低いのは明らかでした)
今回、私から意見を提出させていただいたのは「保育コンシェルジュなど利用者支援事業の質的確保」についてです。
今、待機児童解消のために、保護者の相談にのって保育所マッチングを支援する「保育コンシェルジュ」などが設置されています。これらの「利用者支援事業」にしばしば見られる「質」のバラツキを解消し、よりスムーズに機能する、つまり、「しっかり保護者が保育所を決められる」仕組みを加速し待機児童をより解消できるように提言差し上げました。(既に研修等の対策は取られているので、その充実化・加速化という意味で)
未来の子供たちの幸せのために。私の子育て時(認可外保育園、認可保育園、幼稚園すべて経験済、当時は必死でした…)を、今度は社会の一助のためになるよう、力を注いでいきたいです。

戻る