社会にギブバックする働き方
2014年5月4日
GWに相応しい青空が広がっていますが、私は大量の仕事、というか執筆にすべてを注ぎ込んでいます。ここまで書く作業に没頭するのは最後書籍を出した3年前以来です。
連休狭間の平日、日本IBMにて部長職を務める鬼束さんという方がお見えになりました。(ご本人の承諾を得て書いています。最近IBMの方とご一緒する機会が増えていますが、さすがのグローバル視点、ロジカル&クリティカルな思考、ダイバーシティ最先端事情など敬服することばかりです。)この日は11月に開催されるPMI JapanFestaというお祭りに登壇させていただく打合せでした。
PMIとは、世界88か国約44万人のメンバーを擁するプロジェクト・マネジメント・プロフェッショナルの方々を専門知識やベストプラクティスで支える非営利団体、だそうです。それだけでも大きな関心を持ちましたが、鬼束さんはその活動をボランティアで精力的に支え続けて10年目、ということには驚きました。
伺えば、本業の多忙さの中でもこのようなボランティア活動を続けることで双方のメリットを享受しているとのこと。まず本業では出会えぬ人的ネットワーク、そして組織を運営していくノウハウとそこによって得られたマネジメントスキルや知識体系が本業にも活かされているというのです。そして何よりも、鬼束さんが「楽しくて仕方ない」とこのバランスのとれた働き方を心からエンジョイしていることが顔からも滲み出ておりました。
営業部女子課においても、全国の支局のリーダーをつとめる花咲か特派員さんたちがまさにこの「パラレルキャリア」的な働き方を実践し活躍しているので、この活動に心から賛同し、盛り上がったのは言うまでもありません。
鬼束さんの「社会にギブバックすることが、自分や自分の束ねる組織に巡り巡って帰ってくるんですよ」というパッション溢れた言葉は、至極心に響きました。
私は忙しいなんて思ってしまっている自分自身が、とても恥ずかしくなりました。
その他、プロジェクトマネジメントの経験談や、世界各国100名のプロジェクトメンバーを束ねて成果を出すポイントなど、面白すぎてあっという間に1時間が経ってしまいました。中でも、言語も違う、文化も違う、時間の概念も異なる外国人を共通のミッションへ向けるために「絵」と「色(青赤黄)」をつかう話など、へーっと舌を巻きました。
ちなみに、PMIのJapan Festa2014は、11月8~9日、慶應義塾大学日吉キャンパス 協生館藤原洋記念ホールで行われるそうで、(私以外は)一流のプロフェッショナルな講師陣が集まられるとのこと。私は9日に登壇させていただきます。一般の方も参加できるみたいなので是非。
PMI Festa2013の様子