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病気とともに働くこと、病気を持つ人と働くこと

2016年9月20日

チューリップ
先日のコラムは「がんと働く」をテーマに挙げてみました。
http://toyokeizai.net/articles/-/136479
2016年のがん罹患数予測は、男女で合計約101万200例。2015年より約2万8000例増加しているとのこと(国立がん研究センターがん情報サービス『がん登録・統計』)。そして最近は、医療技術や働く環境の変化により、がんになっても「働き続ける」ことが主流になってきているそうです。
つい先日、(コラムには登場していませんが)ある後輩の女性の方と会いました。彼女も、がんの患者です。今まで大手企業の第一線で、持ち前の明るさと積極性を最大に生かしバリバリ成果を出していました。しかし、突然の病の発覚。入院、手術を経て会社に復職したのです。彼女のようながん患者は職場に前例がなかったらしく、彼女自身も戸惑い、職場もどう彼女に活躍支援すべきか、わからない様子とのことでした。
社会ではダイバーシティ(多様性)というキーワードがようやく浸透しつつあります。日本では「女性」に焦点が当てられ、最近ではLBGTや外国人などにも関心が広がってきています。今回の取材を通じて、「病気とともに働く」人をも受け入れ、活かしていく社会や、職場風土を考えていく視点も重要だと気づかされました。彼女や本文で紹介した西口さんのように、能力ある人を会社も多様な形で受け入れ、応援する姿勢が肝要だと感じます。

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