メインビジュアル

歴史と地理から学ぶ

2013年12月12日

__
歴史と地理から学ぶ。
最近ある、メガ企業のアメリカ在住エグゼクティブの方からご教授いただいた言葉です。
歴史とは、ヒストリーという定義を彷彿させますが、何も教科書上の歴史でなくってよいのだとか。
自分や組織が起こしてしまった成功、そして特に失敗体験はこれからの取組の絶大な参考となり得ます。
思い返せば、私も相当な恥や失敗を経験したなーと、まるで走馬灯のように思い出しました。
幸せなことに私たち人間は、学習する生き物である以上、その数だけ経験値が高まっていく。そして、辛い体験であればあるほど二度と同じ轍を踏むまいと慎重になる。
仕事であっても、プライベートであってもそれは同じ。
もう一つの、地理から学ぶということ。
これは、世界地図を見ながら働く=鳥瞰的な視野を持つという重要性でした。
私も幼児期はアメリカの現地スクールで通っていたのでわかりますが、世界地図ひとつを見ても、日本の地図とアメリカの地図は異なります。日本では太平洋がど真ん中に存在しますが、アメリカの地図においては日本はFAR EAST(極東)と名付けられるほど、左上のほうに押し込まれています。
これだけ超少子高齢化が加速し、経済的にも大きな構造的変化が訪れると、私たちを取り巻くビジネス環境も変わらざるを得ない。そうなると、未来のポテンシャルをどう読み解き自分自身の働きに落とし込んでいくのか?
未来を見て意思決定をすることができれば、前述した「過去」だけに囚われず、果敢な挑戦もできるのです。
ラッキーなことに私たちは、過去(歴史)や外部(地理)の両輪から学びとるという学習スキルは持ち合わせているようです。
何か判断に迷ったとき、向こう数年、10年先を先駆けて検討するとき、
過去(歴史)と地理(周囲や外部環境)を念頭に入れて、怯まずに、けれど気を確かにもって進んでいきたい。
年末、まだまだ繁忙ピークは続きます。(毎日、毎日、いろいろなハードな締切だらけ!)
あともう少し力を出し切って、「今年も働いたな~」と後悔のない1年を過ごしたいものです。
(冒頭の写真は、先週末にあった合宿研修会場にて)

戻る