朝食の魔法『いつかティファニーで朝食を』
2014年2月14日
いま名古屋に向かっています。雪のため東海道新幹線、45分遅れで名古屋に到着とのことです。
のろのろ運転のお蔭で(笑)、前から読みたかったこちらのマンガを一気読みできました。
『いつかティファニーで朝食を』
マキヒロチ著、新潮社
もう、ヤバいくらいに面白い!
そして、泣ける!
どんなに悩ましいことがあっても、私たちは美味しい食事を目の前にして頬張ると、
心は緩み、満たされます。
ここでは主人公たちが、「美味しい食事」を頂く時の顔が至極幸せに描かれていて、「朝食の魔法」と呼びたいくらい食事がいかに人の心を励まし幸せに導いてくれるのかを実感します。
(だからビジネスの場でもランチョンテクニックと呼ばれる、交渉事は食べながら、という技もあるくらいなのですね)
そしてまた、泣ける台詞が多々登場するんですよー。
以下、引用します。
幸せは
離れてみてわかることもある。
どんなに美味しい朝食だって
愛する人と食べる朝食にはかなわない
アンサーを出すことがゴールじゃない。
アンサーが出ても出なくても
ずっと戦っていかなきゃいけないから
さて、頑張りますか!
拳を振り上げて
行き場が見つからない時
そっと手を開いて
頭を撫でてあげよう
『いつかティファニーで朝食を』より
日頃懸命に働き、不安や挫折を抱えながらも、何とか前に進もうとする人たちの人生ドラマが
どこまでも女性の気持ちに寄り添っていて、
車内にいることを忘れて何度か温かい涙が零れ落ちました。
最近のマンガはどんどん実用的になっていて、本著内に出てくる食事のレシピや、実際朝食のお勧め店も巻末に紹介されています。
また今日も、明日も頑張ろう!そんな背中を押してくれる物語でした。