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日本人の心に潜む武士としての矜持がここに。『柘榴坂の仇討』

2014年9月27日

先日公開したばかりの映画『柘榴坂の仇討』を観てきました。
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歴史に詳しくない私でさえ、目が離すことができない描写が続き、最後は涙涙の物語。
彦田藩主であった井伊直弼のいわばボディガードとして仕えていた金吾(中井貴一さん)は心優しい直弼の人間性に惚れて一生をかけて主君を守ろうと誓うのでありました。しかし、かの有名な桜田門外において主君を暗殺され、その「仇討」人生が13年続くストーリー。
時は江戸から明治に、袴から洋服に、「お侍さん」が時代に取り残されたかのように褪せてくる中で、愚直なほどに直向きな「武士としての矜持」に全人生を注ぐ男の生き様・・・。
これ以上話すとネタばれになってしまうので辞めますが、中井貴一さん演じる金吾が吐き出す言葉にいちいち重みがあって、そして周りの出演者の曇りのない無邪気さがいちいち涙を誘ってしまうのですよね。
人は他人に言わないだけで、自分の中で解決できていない悩みを持っているとすれば、いつかはそれと向き合い、解決する時がやってくる。そんな金吾の姿に自分を重ねあわせることができるような、抒情的なクライマックスには感極まります。
それもそのはず、原作は「鉄道員(ぽっぽや)」の浅田次郎氏、監督は「沈まぬ太陽」「ホワイトアウト」などを手掛けた気鋭の若松節朗氏。
朝いちばん(私も今朝9時台の上映分を観てきました)から上映しているので、週末を効率よく楽しめます。お勧めです!
『柘榴坂の仇討』公式サイト
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