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山下達郎さんの「職人でいる覚悟」

2014年1月5日

お世話になっている吉田正樹事務所取締役のOさんがシェアをしていたのを見て、とても良い記事に出会いました。山下達郎さんのインタビュー記事です。

「職人でいる覚悟」山下達郎が語る仕事(朝日新聞より)

ここでは音楽の世界を例として挙げながら、
「俺はいい曲を書ける天才だ」といくら言ってみても、それにお金を払ってくれる人がなければ自称にすぎない。逆に500円でも千円でもギャラをもらえば、金額に関係なくプロフェッショナルの責任と権利が生じてくる。(朝日新聞より)
と説いています。芸術的な視点ばかりを強調しても、顧客がついてこなければビジネスは成立しないということですね。
歴史的にも偉業を成し遂げた人物にも「営業思考」というものがありました。ルネッサンスの鬼才・ミケランジェロも「顧客」であるローマ・カトリック教会の意向を尊重してサン・ピエトロ大聖堂「ピエタ」などの芸術作品を創り上げました。
そして企業の例でいうと、スターバックスコーヒーは顧客から集められた10万件を超えるアイディアに丁寧に応対し600件以上の改善を行ったとも言われています。
もしこれがモノづくりの価値だけに囚われていたり、自分思考の自負だけに固執していると陽の目を見ることもなかったでしょう。
さらに山下達郎さんは記事内で、こう明言しています。
「自分の昔の価値観や経験則にこだわり過ぎるとたちまち時代に取り残される。それを避けるためには必死に自己変革や学習を続けるしかないのです。」
これがまた難しいものです。しかしながら今でも実践できる部分は、ここでいう「継続的な自己変革や学習」ということ。しかも、それが社会適応型であることもポイントだと。
継続的な努力なくして、飛躍なし。
時代を読めずに、進化はなし。
自分にとって良い自戒となりました。
明日はいよいよ仕事始めです。ゆっくり休んだ体を徐々にONモードに換えながら、着実な努力を続けられる一年にしていきたいです。

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