唐松岳(北アルプス)
2016年4月20日
今回は、私が大好きな登山の報告です。
先日、長野県と富山県の県境に位置する、北アルプスの唐松岳に登って来ました。雪山は天候が悪いと命取りになります。悪天候が予想されたため、天気予報と最後までにらめっこしながら行き先を決めました。
「行けるところまで行って、ダメなら引き返してこよう」と意思を決めて行きましたが、ラッキーなことに、思ったほど悪化しなかったので、唐松岳の稜線にある小屋裏にテント泊。さすがに夜は吹き荒れる強風にビビりながら浅~い眠りを繰り返しましたが、翌日は、北アルプスの山々を部分的に眺望することができました。
ガスの多い日は多いなりに、晴天とはまた違う味が出るのも、山のいいところ。常に周辺の山々を望むことはできないものの、雲の切れ間にぱーーっと遠くの景観が広がるときは、本当に感動なんです。そしてこの日も、唐松岳の頂上へ行ったら、まるで舞台いっぱいに開放感が広がるカーテンコールのように、登山者の聖地・剣岳がお目見え!
「きゃーー(涙)」と、感激で騒いだのは言うまでもありません。
下山する途中、隣山で「ゴーッ」っと、轟音とともに雪崩が発生していたのを肉眼で見たときには恐怖が体中を走り抜けました。これも、山の現実です。
この時期、山肌に残った雪は、冬のそれとは違い、春の気配をまとっています。雪に照り返す日の光も強く、春を感じさせてくれました。サングラスも春レンズに変えておかなくちゃです。
* * * * *
熊本地震の被災者の方々への支援をしたい!営業部「熊本地震支援」課を立ち上げました。