北アルプス・冬山チャレンジ
2014年12月15日
いつかやろうでは、永遠にやってこない・・・
ということで、冬山行ってきました。北アルプス、西穂高独標(標高2701m)を目指します。
しかし到来したのが今年一番の寒波。ロープウェー駅に到着するとまさかの運行停止。初日は諦めて麓でロープワークの練習に切り替えて、残された2日目に冬山へ足を踏み入れました。
本日の冬山ルックw 先日の投資で装備もバッチリ☆
森林地帯にて、ぐんぐん標高を上げていきます。しかしここは雪山。昨日から降り積もっていた積雪のお蔭で、一歩一歩がずぼっとはまったり、バランスを崩したり、何よりも装備も足も重くて息が上がります。
しかしながら、自然の力だけで形作られた造形はポストカードのような美しさ!顔がパリッパリになるほど凍てつきましたが、寒さなんて忘れるくらいの感動が一歩踏み込むたびに心を満たします。
標高が上がっていくたびに風も雪も強くなり、太陽はちっとも顔をのぞかせてくれませんでした。
しかし、これも登山のいいところ。天候が悪いときの雪山を体験できる有り難さ(?!)。
西穂山荘を望んで。
外気温度はマイナス13℃!カメラに向かってポージングをするのも必死です。身体の芯から冷たいし、じっとしていると震えが止まりません。格好もかなり怪しくなってますね(笑)
稜線に出るとさらに風は強まり、吹雪状態に。だからその時点で、今回は安全第一にて、登頂を中止することにしました。
ちなみに私のサングラス曇りまくってトレースがまったく見えず、一人ルートから逸れた方向へ行くというマヌケ丸出し(笑)
冬山の厳しさを物語っているような、自然の威力。
登山にはまるようになってから、晴れの日も雨の日も、頂上に立てたときもそうでないときも、色々な楽しみ方ができるようになりました。一つひとつの山行に同じものはなく、それぞれ異なる状況を経験できるから飽きません。
先ほどの雪風とは無縁のような静かな樹林帯を下ります。純白で清らかな世界にずっといたいくらい!
冬山ありがとう~!近々戻ってきます!