全体最適を仕事にとりこむ
2014年3月29日
またもやブログ更新をさぼり気味・・・いかんいかん、と怠けた体にムチを打ちながらブログ更新です。
ああ、今年はブログ頑張りマッす、と宣言した矢先に、意思の弱い私め!
では本題です。先日、ある現場でこんな悩みにうろたえる女子がおりました。
「会社はこう、っていう方針を出すんですけれど、どうも私、その意味が納得できないんですよね・・・」
夜残業が当たり前の文化であったその営業会社において、全員〇時には帰るように!という指令が会社から出たのですが、決まって出るのはこういう反論。
「そうはいっても、仕事なんて終わらないよ!」「どう見ても、こんなに時間がかかる工程を短時間で終わらせろなんて夢物語。現場を知らない上の人たちに何がわかるのよ!」
よくある話です。たまたま今回は定時帰社を例として挙げましたが、上司と部下のすれ違い、経営と現場の意識の差など、意識や行動のギャップは数えると枚挙にいとまがありません。
確かにこのような類の問題は根が深く、一筋縄では成功しないのは周知の通りです。確かに現場にはそれなりの負担もあるでしょう。誰が正しい間違っている、ということをあえて言えば、それぞれの主張があり根拠があり、誰も間違ってはいないのです。
ここでフォーカスしたいのは、全体最適、という視点です。
今やっている内容のここだけの部分、つまりライトを浴びている自分の足元スポットだけを見れば確かに「大変だ」「そんなことやっても無駄だ」と難しいかもしれません。しかし仕事というのは、自分のアウトプットするパフォーマンスだけが最適化されたとしても、全体としては最適化されない。つまり、仕事というのは単独で解決できるものでないのが殆どなので、一人が良くてもチーム全体はどうなのか?という、全体調整が必要です。
自分が取り組む行為が、そして自分がいるチームが、どんな意義と役割を担っているのか?どんな価値を生み出しているのか?
そして全体のミッション達成に向けた中で、自分の行為そのものはどんなアウトプットを提供できるのか?
自分の視点のみならず全体の視点をも意識して働くと世界が変わります。
私も過去、いや今でも多くの失敗を重ねていますが、そんな時陥りがちなのが部分的な狭い視野に窮してしまうこと。そこには、全体という視野が欠けているときです。
冒頭の例に戻ると、部分的な視野で考えると短期的な解決にはなるかもしれませんが、長期的な解決にはならないし、全体最適には繋がりません。個々の事情はあるにせよ、今皆で定時帰社に向けて働き方を変革する努力をすれば、数年後に社員全員の心と体の健康につながるようになるのです。
もうすぐ新人社員が入社する季節。この全体最適の考え方を早いうちから仕事に取り組むことで、働き姿勢やモチベーション、自分が目の前の仕事に入魂する想いが変わってくるものです。
私も、常に肝に銘じます。
★最近のTOPICS★
期末らしい動きな1週間でした。
・社外役員を務める会社の方針発表会。IRで発表させていただいた通り経営体制も変わり、今後の大きな可能性を確信しました。
・期末らしい女性営業皆さんとご一緒しました。「会社から下された目標数字をそのまま鵜呑みにすると疲弊する。その数字を、自分の言葉に変換してコミットすると上手くいく」が印象深かったと教えてくれました。
・法政大学にて「産学連携インターシッププログラム」基調講演にお邪魔しました。アパレル店舗を実際に学生さんが運営していくという新しい取組です。
・来期の動き、新展開、大きなターニングポイントになりそうです。興奮続出の未来計画が待ち遠しい!
さて、残りの仕事を片付けて花見に出かけようと思います。