ピアサポートの取組みは働き方改革の強力な下支えに
2018年3月28日
社外役員を務めているアライドアーキテクツ社で、育児中の社員による社内ネットワークの会合に参加してきました。働くうえで様々な制約がありながらも、生き生きしている皆さんの姿が印象的でした。
同じ立場の人たちが集まり、支え合う「ピアサポート」の取り組みは、役立つ情報を交換できるだけでなく、葛藤や悩みを共有することができます。参加者の心理的負担が減ったり、前向きな考えを持てるようになったりと、いいことだらけです。
さらに、社内ネットワークの構築は、女性のキャリアアップや昇進意欲を後押しするという学術的なデータもあります。
まだまだロールモデルが少ない、働く女性たちにとって、このようなピアサポートの必要性を痛感しました。
最近の研究では、育児と管理職の仕事内容には共通点があり、育児を経験した人こそ管理職に適している、という結果が導かれたそうです。これまで、育児と仕事は別物であり、対極に位置するように考えられてきましたが、実は私的な経験がキャリアアップにも影響することの証明です。
今、求められている「多様な働き方」。
育児に限らず、様々な制約や事情、考えを持つ人たちがそれぞれに活躍できる環境が大切です。職場以外の場所での経験を仕事に生かせるチャンスが、広がっていくことを期待しています。