ネパール募金してきました
2015年5月17日
4月25日にネパールで大地震が発生し、現地は壊滅的な被害を受けました。この地震によって、街は倒壊、世界遺産の9割が損壊もしくは壊滅したそうです。2.4兆円ともいわれているネパール経済、今後は成長低下を余儀なくされ、貧国であるがゆえに復興が進まない現状が日々報じられています。現在、犠牲になった命は8000人超。親を突然失った子供たちの様子も伝えられています。
そんなネパールに、私たちができることは何か?
20年以上ネパールを行き来していて、8000m峰14座をすべて登頂された、日本を代表するプロ登山家・竹内洋岳さんがネパールのためを想って街頭募金をすると聞き、私も駆けつけてきました。
以下、竹内さんより教えていただいたネパールの現状です。
ネパールの首都カトマンズでは、電気も1日8時間程度、水道もほとんど出ないような生活をしている国。家も持ち物も失い、倒壊された建物を離れて、人々は屋外で過ごし、寝ています。
心配なのは、これからネパールは雨季に入り、毎日激しい雨に見舞われること。路頭に迷う人々の避難生活が目に浮かびます。
国際貧困ラインと呼ばれる1日1.25ドル未満で生活する人は25%とも言われるほど、ネパールはアジアの中でも最貧国を争う国。カースト制度も濃く、今回の震災で住民はこれまで以上に過酷な状況に直面することになりました。
そんな中、社会的弱者と言われる子供たち。貧しいがゆえに、人身売買のターゲットとなったり、児童暴力が横行する中、震災遺児となった彼ら彼女たちは、どう厳し過ぎる状況を生き抜いていくのでしょうか。
復興という重いものを背負いながら、ネパールの将来を担っていくのは、まさに未来の子供たち。彼ら彼女たちは、海外を出るお金もないためにこの国で生き延びなくてはなりません。(一方で、資産家たちはとうにネパールを捨てて海外へ行ってしまったとか)子供たちの未来ありきで、ネパールの復興もありきです。
数多くあるネパール募金の中でも、特に震災遺児である子供たちに焦点を当てたものが、今回のあしなが育英会による、ネパール大震災遺児支援です。
あしなが育英会は、東北大震災の時にお目にかかった方も多いかと思います。東北のときも、ネパールから支援を受けたようで、恩返し募金をしているそうです。
ネパール募金は世に溢れていますが、特にネパールの場合は寄付先が不明なものばかりなので、信頼できて、目的や寄付先が明確な、あしなが育英会を選ぶのも一つだと思います。
私も、もちろん募金してきましたよ!
ネパール大震災遺児支援・寄付は、オンラインにてクレジットカードでもできます。
▶ あしなが育英会 クレジットカードによる寄付はこちら
▶ あしなが育英会「東北からネパールへ~ネパール大震災遺児支援」
▶ あしなが育英会ホームページ
この日の街頭募金の活動では、東北大震災で親子さんを失った学生さんたちが声を出して呼びかけておりました。
私たちもできることを、確実に、動いていきたいですね。