エイジョカレッジ・サミットに審査員として参加してきました。
2017年2月13日
エイジョカレッジ・サミットに審査員として参加してきました。
「営業で女性がさらに活躍するための提言」に向けた、異業種合同プロジェクト「エイジョカレッジ・サミット」に参加してきました。34社から合計約400名が集まり、営業職の女性が働きやすい社会の実現に向けた「夜明け」とも言うべき歴史的なイベント。今も感動の余韻が残ってます…!
▶エイジョカレッジとは
「営業で女性がさらに活躍するための提言」に向けた、異業種合同プロジェクト。2014年度から2年間、株式会社リクルートホールディングス、サントリーホールディングス株式会社、キリン株式会社、日本アイ・ビー・エム株式会社、KDDI株式会社、株式会社三井住友銀行、日産自動車株式会社の7社で各社から選出された営業職の女性社員が約半年間の活動を通じて営業職における女性のキャリア課題を分析し、解決策の検討を行い最終報告会で各社の営業部門役員等に向けた提言を行いました。今年度は、見えてきた課題を打破するためにさらに参加企業、参加者を増やし、営業職の女性が働きやすい社会の実現を目指します。具体的には、成果を出すには長時間労働が必要だという固定観念を打破するための実験に取り組むことで商習慣に風穴を開けることを狙います。(新世代エイジョカレッジ ホームページより)
http://eijyo.com/
まず、報告された「エイカレ白書」には、営業女子が仕事を続けにくい背景や要因が、定量分析されてギッシリ詰まっていました。特に印象的だったのは、営業職において男性ならではの意見……例えば「営業は転勤で経験を積むことが重要」「営業では接待が重要」が、まだまだまかり通っているという結果でした。古き慣習や固定観念が、多様な人材の活躍を阻害している現状が浮き彫りになっていました。
▶エイカレ白書について
http://www.slideshare.net/EijyoCollege/ss-72020951
次に「営業現場における労働生産性向上」をめぐって行った、実証実験のファイナルプレゼンテーションがありました。優勝はキリンの営業女子チーム。「なりキリンママ」という、実際に「ママ営業」を1か月体験する実験を実施し、その中で様々な時短テクを駆使、周囲の人たちを巻き込みながら、残業時間を51%削減することに成功したそうです。個人的に大賛成だったのは、今後、実践予定だという「営業ママは、名刺に『マママーク』を入れる」というアイディア。これは周囲の理解を得られるだけれでなく、顧客との雑談にも活きますね!
さらにキリンチームからは、ママ営業になりきることで「生活者視点の営業提案ができるようになった」とのお話も出ていました。後に、キリンのダイバーシティ推進室の方に詳しく伺うと、実際にビールや飲料のメニュー提案等、生活者視点に根差した思考を生かして、時間を有効に使い、付加価値も高いセールス手法を進めているそうです。本当に素晴らしいです!!
これまで数多くの新聞、メディアで、営業部女子課と一緒に掲載いただいていた「エイジョカレッジ」。熱気を生で体感し、営業女子業界を変えていくための「本物の気概」を実感できた、感動的な1日でした。このような変革の場を創り上げた、ChangeWaveの佐々木裕子さん、中野円佳さん、そしてChangeWaveの皆様には心よりリスペクトを感じます!お招きいただき誠に有難うございました!