アドラー心理学からの学びは対人関係の悩みを良い方向へ導いてくれる
2014年11月24日
フロイト、ユングと並び、心理学の三大巨頭と称されるアルフレッド・アドラー。
アドラー心理学は今でこそブームになりつつありますが、前出の巨頭と比較してもすぐに名前が出てきません。しかしながらアドラーに影響を受けた心理学者は数知れず。著名どころで言えば、アブラハム・マズロー、ヴィクトール・フランクル、アルバート・エリス・・・。
そんなアドラー心理学ですが、アドラーは「人間の悩みはすべて対人関係の悩みである」と主張するほど、人間関係に関わる解決への糸口になるという視点で、大変注目を浴びています。
実は私も、そのアドラー心理学を学んでいる一人です。学び始めたのは、今から4年前。当時、ある悩みを抱えていてアドラー心理学の師である岩井俊憲先生の会社を訪れました。そのときの講座で、初日同じグループにいたのが、この本の著者・戸田久実さんだったのです。
アドラー流 たった1分で伝わる言い方 かんき出版
戸田久実著 岩井俊憲監修
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戸田久実さんは、私なんぞより遥かにしっかりアドラー心理学を学んでいて、同じ人材育成に携わっている同志でもあり(今は私は組織におりますが)、同じ男の子の母として先輩であり、子育ての悩みも時々聴いてもらっている大好きな知人でもあります。
この本を読んでみると、久実さんが持つコミュニケーションスキルの集大成というか、なるほど~と膝を打つメソッドが盛りだくさんで、すぐにでも明日の職場で活かしたくなる気持ちに駆られます。
たとえば・・・
・部下や職場仲間への勇気づけ(褒める、ではない)
・自分ばかりに依頼してくる上司への意見の伝え方
・異論を唱える人を味方にするための伝え方
などなど、私も組織で働くハシクレとして、確かにあるある!と想像しながら学ばせてもらいました。
私もお世話になっているアドラー心理学の師・岩井先生が監修しているのもポイントです。
アドラーが提唱する通り、人間の悩みはすべて対人関係であるとするならば、ちょっとした伝え方を変えるだけで人生はうんとベターになると私も断定します。
働く女性(もちろん男性も!)には、「職場の教科書」として堂々お勧めできる一冊です☆
久実さん、そして岩井先生、素敵な御本をありがとうございました!