【登壇レポート】日本国政府主催・国際女性会議WAW!2016 2日目スペシャル・セッション
2016年12月18日
1日目に続き、12月13日、14日に開催された、日本国政府主催・国際女性会議WAW!2016。初日の興奮も冷めやらないまま突入した、2日目のレポートです。
今回も本当に、多くの学びと出会い、経験をさせていただき感動的な2日間となりました。
この日は、加藤勝信働き方改革担当相の力強いオープニングスピーチから始まりました。女性活躍推進法施行で、対象企業の99.5%がその活躍状況や目標を公開しているとのこと。そのような、働き方改革に沿った改革内容や、その進捗状況などのお話でした。
続いて、クラークUNDP総裁(元ニュージーランド首相)から、データを使ったジェンダーの現状のお話です。「男女の賃金格差をなくすには170年もかかる」といったお話が印象的でした。
次は横浜の林文子市長です。「営業で培ったおもてなしの心を役所に導入し、争うのではなく寄り添う」という主張に、心温まりました。営業部女子課は横浜市の協業事業認定もいただいており、大変お世話になっています。林市長も営業部女子課のことはご認識いただいているようで(営業部女子課メンバーが林市長にご挨拶に行ったら覚えてくださっておりました。感動!)、WAW!の後に、横浜市の方から大変ご丁寧にメールも頂戴しました。本当に林市長のおもてなしがここまで浸透していると感激しきりでした。
(林市長、クラークUNDP総裁を営業部女子課のみんなと囲んで)
2日目は、ハイラウンドテーブルが開催され、計7つのテーマに沿って有識者たちが議論しました。私は、スペシャルセッション「地方からのイノベーション」にパネリストとして登壇です。女性の活躍を日本で考えるためには、地方も置き去りにしてはいけない。(実はこの点をアドバイザーズ会合で強く強調したところ、萩生田官房副長官も賛同くださり、この日このセッション開催が実現したのです!本当に本当に感謝しております)ここでは女性活躍に関して「首都圏と地方とでは大きなギャップが存在する」ことを前提に、私からは「ミニWAW!」支部にて拾った生の声を発表、その他「根強い役割認識が残る現状」や「意思決定が閉鎖的な場所で解決している」現状を挙げて、そうはいっても「全国の女性コミュニティが有機的に繋がることで大きなうねりを起こせる可能性」など、事例とともに提言させていただきました。最後のクロージングでは、モデレーターの上智大学名誉教授の目黒依子先生が、「性差別」(男性は〇〇、女性は〇〇のように根強い認識が行動を阻む家父長制など)「年齢差別」(若い女性の声が意思決定の場に反映されないなど)「地域差別」(首都圏は偉い、という偏見など)を超えて、出過ぎる杭は打たれない自尊心を、とセッション内容を見事にまとめて発表くださいました。
(2日目は、登壇者のレセプションもありました。昭恵夫人や、ケネディ大使もご参加)
アドバイザーとして、カタチになる前から関わらせていただき想い入れも格別、確実に「何かが始まる」この場で未来の光を肌で感じることができました。このような立場を拝命し、心よりこのご縁に感謝しております。
WAW!とは、日本国政府が主催なのですが、もともとは日本の女性活躍を対外発信する場でもあるという目的があるので、出演登壇者や招待者も、半数以上が海外からの皆様です。小池知事が初日のスピーチで「普段はねずみ色ばかりなのに、今日はこんなにもカラフル」とお話していたように、多様な人々、グローバルな発想が飛び交う、刺激的な2日間でした。
お世話になりました外務省、内閣府の皆様、アドバイザーズ&登壇者の皆様、営業部女子課の皆さん、関係者の皆様、本当に有難うございました!
・ハイレベル・ラウンドテーブルの開催(外務省サイト)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/fp/hr_ha/page3_001925.html