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「変わり続ける」ことを前提に捉えてみる

2015年3月16日

またもやブログが滞りがち(涙)。出張移動も多く、プライベート、仕事、多くの出来事が重なりてんてこ舞いです。
そんな中、私の第二の故郷でもある京都へ急遽行ってきました。祖母に永遠のお別れをするために。
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そこで教えてもらったことですが、般若心経の思想の中心は「空」であること。空は変化の神様という代名詞があるように、ここまで「変わる」の表現に相応しいものはないようです。よくお経において「色即是空 空即是色」と耳にしますが、「形(色)あるものはすなわち実態なきものであり、実体なきものはすなはち形(色)あるもの」という訳で、この世には永久不変なものはなく、森羅万象、いずれ滅びて無に帰ることを示しているそうです。
つまり、世の常は変化の連続であるのだから、過ぎ去った過去への執着を手放せば人の心は安静で平穏な幸せを手に入れるのだと。
私たちは、頭ではわかっているけど「変わる」ことを恐れます。コンフォートゾーンという言葉があるように、慣れ親しんだ環境や人に居心地を覚えて知らぬまに手放せなくなる。
けれど、この空のように、「変わり続ける」ことを前提に捉えれば、むしろ「変わらない」ことこそが大きなリスクを孕んでいることがわかります。
期が変わるこの時節、変わることこそを楽しく受け入れて自分自身も精進していきたいものです。
ご先祖様へ感謝しつつ、人生の節目で必ずお世話になる北野天満宮の梅を愛で帰途につきました。
春はもう、すぐそこです。
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