「何が普通」で「何が普通でない」が前提となっている社会を疑うことから始まる。ひとり親支援セミナー@盛岡に登壇してきました。
2015年12月20日
トランスジェンダーとは⚪⚪と⚪⚪が異なる人。
性同一障害とは⚪⚪ではないこと。
親の離婚によって子供が一番嫌なことは、⚪︎を憎まなければならない⚪︎⚪︎があること。
(答えは最後に※皆様にもぜひ知っていただきたい想いで)
昨日は望郷の想い募る盛岡にて、NPOインクルいわてさん主催のひとり親支援セミナーに登壇させて頂き、ひとり親を支援する行政の方やひとり親当事者の沢山の皆様が熱心に耳を傾けてくださいました。
結論から言えば、私自身もこのセミナーを通じて冒頭に出てくる事実他、目から鱗だらけの現状と対策を勉強させて頂く、心底素晴らしい機会に恵まれました。私たちは、多様な事情を抱えながら生きる人々、困難を抱える人々の“声”を知り、包摂的な支援に目を向け、動いていくことに意識をもっと注ぐべきです。
僭越ながら私も講演させていただき、内容は日頃話さない内容なため公開しませんが、アンケートを拝見すると、「胸が震える程感動しました」「ひとり親の就労支援は事務など内勤業務ばかりでしたので営業職を推奨したいです」など過分なお褒めも頂戴しました。内容が内容なだけにシリアスでしたが、それでも会場は感動と興奮に包まれ一体となりました。今回、このテーマにてご依頼いただいた時は、この道の専門家でもないし戸惑いがあったことは否めません。しかしながら、今回なぜ自分はここにいるのか、自分自身にも真正面に向き合うことで、昨日とは違う自分がいました。そんな自分の背中を押してくださった山屋さんには、本当に感謝しきりです。
「何が普通」で「何が普通でない」が前提となっている社会を疑うこと。どんな事情があっても偏見のない社会、安心して生きていける社会に向けて、私たち一人ひとりはどんな一歩を行動できるのか?
また一つ、私のライフワークが明確になる機会に恵まれ、想いも膨らんだのは言うまでもありません。
多大にお世話になりました理事長で「同志」でもある山屋さん、インクルいわての皆さん、登壇でご一緒した岩手レインボーネットワーク山下さん、NPOウィンク副理事長 光本さん、会場でご縁を頂きました皆様に感謝致します!
打ち上げは、盛岡名物わんこそば。お椀に蓋をしない限り永遠におかわりが続くのです。4人でこんなにも食べまくりました!(多種多様な薬味もあり美味しすぎでした)
当然ながら、お腹がはち切れた夜でした(笑)
答え:
トランスジェンダーとは性別自認と身体の性が異なる人。
性同一障害とは病気ではないこと。(日本では学校でセクシュアルマイノリティについて学ばないのが問題)
親の離婚によって子供が一番嫌なことは、親を憎まなければならない環境があること。(どんなに酷い親でも、自分の親を否定することは自分のルーツを否定すること。自分の親は好きであり続けたい)
★おまけ★
午前中は尊敬する祖父母、伯父のお墓参りをしてきました。その後、地元では有名な隠れ家カフェ「愛宕下」へ。名士南部家の旧家を生かした、カフェ好き泣かせの空間でした。
一人でコーヒー飲んでたら、「元・山本市長のお孫さんですよね?」とお店の方に声かけられた時はビックリしました。どうやら、母の同級生がお店の方とお知り合いなようで、私が来ることが事前共有されていたようです・・・(笑)