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第33回内閣府子ども・子育て会議に参加してきました

2017年12月17日

第33回内閣府子ども・子育て会議に委員として参加してきました。
議論の内容は盛りだくさんでしたので、心にひっかかったポイントと、私から出した意見を列記しておきます。
・主な議題は、公定価格(保育所・幼稚園・認定こども園などへ税金を投入する基準となるもの。給付費=公定価格―利用者負担額)に関する議論の整理。また今年、政府として初めて、幼稚園・保育所・認定こども園の経営実態調査が実施・集計されたため、その結果が報告された。これは今後の公定価格を議論する上での基礎資料となる。

・12月8日に閣議決定された「新しい経済政策パッケージ」において、子育て関連は次の通り。
①3歳から5歳までのすべての子供たちの幼稚園、保育園、認定こども園の費用を無償化する(対象とならない幼稚園については利用者負担額を上限として無償化)。
②0~2歳児は住民非課税世帯を対象として無償化。
③無償化は2019年4月から一部スタート、2020年4月から全面実施。2020年までに32万人分の保育の受け皿を着実に進める。
④「無償化よりも待機児童解消を優先するべき」という意見もあるが、無償化は消費税率引き上げ増収に合わせて2019年より段階的に進めるのに対し、保育の受け皿づくりは2018年より早急に実施する。合わせて、保育士の確保や処遇改善に取り組む。
詳しくは→http://www5.cao.go.jp/keizai1/package/20171208_package.pdf
また、今回の直接的な議題ではなかったものの、私からの意見として「保護者の多様な働き方に対応した保育所入所選考基準について」を挙げ、要望を提出しました。
保護者の多様な働き方(正社員以外のフリーランス、起業家、副業など含めた)や、多様な保育事情(病児や疾患を持つ子どもの子育てなど)に合わせて、保育所入所の選考基準を柔軟なものにしてほしいという内容です。
多くの皆さまのご協力、ご意見、資料のご提供に、心より御礼申し上げます!今回は、フリーランスの保活資料として、一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会さんのデータを添付させて頂きました。
当日の意見書や資料は、内閣府のサイトにて後日アップされる予定です。(後日、委員提出資料を御覧ください)
http://www8.cao.go.jp/shoushi/shinseido/meeting/index.html…
大切なのは「未来を担う、子どもたちの幸せ」を第一に考えるということ。私自身もこれからも考え、声を上げていきたいと思います。
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※写真は先月の検討部会時のものです。
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