秋だからこそ愉しみたい名著&スティーブ・ジョブス
2013年11月3日
楽天が創立9年目にして初優勝、感動を東北&日本中に与えてくれましたね。
さて、世間は連休です。急に肌寒くなり秋の深さを感じる時期だからこそ、最近触れた書籍&映画について綴ろうと思います。
まずはこちら。
「見えない糸」ローラ・シュロフ著
この本は海と月社さんという、本好きや書店業界の中では『名著揃い』と絶賛される出版社より最近発刊された本。
ある新聞社に勤務する広告営業ウーマンであるローラは、どこから見ても三拍子揃ったエグゼクティブ系キャリアウーマン。そんな彼女がある日、物乞い少年モーリスに出逢ったら・・・
これはアメリカで本当にあった実話を元に、物語形式で進められるから、信憑性も迫力も十分。格差ある二人が出逢った奇跡がこうも人の人生を変えてしまうのだと、愛と温もりが胸いっぱい拡がりました。読んで良かったと、素直に幸せになれる名著です。
ニューヨークタイムズベストセラー33週ランクインという実績も、この物語なら頷けるかも。
続いては、これまた名著のこちら。
「サーバント・リーダー」ジェームズ・ハンター著
正確にいうと、今正に夢中になりながら読み進めている本です。読むきっかけは、先日お目にかかった某大企業の社長様が「これからのリーダーはサーバント型だ」とご教示くださったのがご縁で、偶然にも書店にてこの本を見つけた時は、あ!と迷わずに購入しました。中身はやはり期待を裏切りません。
そして奇遇にも、この本も海と月社から出ています。さすがです。
読書の秋、名著の秋だからこそ、「海と月社」さんの本を制覇するのもまたをかし。
最後に、いろいろな方がSNS上で騒いでいたので気になり、観賞行ってきました。
そう、日本でもミリオンセラーとなったスティーブ・ジョブスの劇場映画版。
これは相当な期待を膨らませないはずはありません。
世界を変えた英雄の半生を、主に青春と苦悩を中心に描いていました。
ネタバレになってしまうので詳細は控えますが、
個人的には、ペプシを成功に導いたジョン・スカーリーをApple社へ誘った口説き文句
一生、砂糖水を売るのか。それとも世界を変えたいか。
には、やっぱり痺れました。しかし皮肉にも、その後自分が招き入れたジョンにさえ反旗を翻されジョブスは解任されてしまうのですが。
その他、当時若きデザイナーであったジョナサン・アイブ(現アップルのインダストリアルグループ担当上級副社長)を感化させiMac誕生にまでもたらしたシーンも印象的でした。
あえて欲をいえば、もっとジョブスの晩年も見たかったという意味では、星3つ(5つ中)というところでしょうか。
しかし映画云々よりも、これだけ世界に革命をもたらした偉業に感動を覚えないはずはありません。
読書の秋、芸術の秋。名著に触れて感性をもっと磨きたいものです。