コロナ禍で拡大する「ワーケーション」良かった点と反省点
2020年8月30日
※本記事は2020年8月30日当時の、日経xwoman Terraceアンバサダーブログに投稿された内容です。
日経xwoman Terrace(アンバサダーブログ)のサービス終了(2025年6月末予定)に伴い移転された内容です。
コロナ禍で拡大する「ワーケーション」を長野県白馬村でしてみた。
新型コロナの影響でテレワークを続けていたが、オンラインによる疲れが自然とたまり、ずっと家にいるのでメリハリがつかない、という問題点を感じていたからだ。
そんな折、知人から「白馬でワーケーションをした!」という話を聞いて、これはいかねば! と衝動的に現地へ向かったのだ。
今回私が訪れた「信州リゾートテレワーク」は、長野県が数年前から力を入れている施策のひとつ。北アルプスの白馬は、私のような山好きには地名を聞くだけでたまらない場所であり、そこで働けるのは心躍る体験でもあった。
滞在中のスケジュールと、メリット、デメリットを、簡単にではあるが、まとめてみた。
Day1
早朝、白馬へ出発。オフピーク出勤。
コワーキングスペース「白馬ノルウェービレッジ」で、トータル7時間ほどのオンライン会議に参加。
ジャンプ競技場を愛でながら、木のぬくもりが温かい個室を借りて、超快適。
個室なのに、なんと利用料は無料!
オーナーさんも、スタッフさんも、とても優しく丁寧に対応いただいた。
Day2
午前中はオンライン会議&溜まった仕事や「重要だけど未着手だった仕事」を、ホテルのテラスでこなす。「好きな環境」だと集中力が高い、って本当だ。地元の白馬観光さんがリゾートテレワークを推進している「岩岳マウンテンリゾート」も、気分転換にお勧め。そのほかも、白馬は多くのテレワーク施設が完備されている。
そして午後は、お散歩ハイキング。時間が限られているため、通常の登山はできないが、それでも大好きな北アルプスの空気を吸い、白馬三山を見られるだけで心はフル充電。この日は、手軽に、八方池(これが絶景!!)へお散歩。リフトが使えるので、楽々です。
Day3
白馬から長野県千曲市へ移動。この日はバケーションデーとして、某岩場にてクライミング。
下手の域を脱しないが、岩の登攀はこの上なく楽しい。
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今回、私が感じたワーケーションのメリットは以下の通り。
●大の山好きということもあり、山に囲まれた環境にいるだけで、心の健康を取り戻し、集中力も高まったと感じた。
●地方に「移住」することはなかなか難しくても、観光地やリゾート地での「ワーケーション」ならできそう。
●中長期の戦略立案など、ビジョナリーな仕事が向いている。心も開放的になるし、未来志向になれたから。少人数で合宿する企業もいた。
一方で、すべてがメリットではなく、反省もあった。
●仕事と仕事の合間に温泉入ったが、温泉入ると脱力感におそわれ、すっかりバケーションモードに(笑)持参した仕事がすべて終わらないまま帰京してしまった。
●趣味の山を目の前にすると、どうしてもバケーションモードが全開。ワークの時間を確保するためにも、スケジューリングをもっと立てるべきであった。
●職種や業務によってはリゾートテレワークができない内容もある。
ともあれ、とても貴重な時間を体験できたし、反省点を踏まえて再び訪れたいと思う。
だからオンライン会議も、問題なく快適にできました。-337x449.png)


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